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開幕まで、あと5日。

J開幕まであと4日、ヴァンフォーレの今季開幕まであと5日となった。昨季が終了し、長いようで短かった約3ヶ月。いよいよ安間ヴァンフォーレの戦いが始まろうとしている。


昨年、J2降格を味わい、J1昇格への再チャレンジとなる今季は非常に重要な年となる。ヴァンフォーレのサッカーが世間に知れ渡るようになり、その質の高さ、エンターテインメント性が観客レベルだけでなく、プレイヤーレベルからも評価されるようになってきた。このスタイルでJ2を優勝しJ1昇格を果たす事が出来れば、更なる注目がヴァンフォーレに注がれることになる。そしてその暁には、優良なスポンサーの確保、有力選手の獲得に繋がっていくだろう。


しかしサッカーには素晴らしいプレーをすれば必ず勝利出来るという方程式は成り立たない。長いシーズンを戦う上で、どこかしらで我慢したり、戦い方を変えなければならない時が訪れるはずだ。そのタイミングを常に意識し、臨機応変な戦い方が出来るようなチームを作らなければならない。これが、個の技術で戦うチームではないヴァンフォーレにとって、必要不可欠なポイントとなるだろう。Jで初めて指揮を執る安間監督。今年は監督の手腕に全てが掛けられると言っても過言ではない。色々なプレッシャーが取り巻く中で、安間監督がどのような戦いを見せるか注目したい。


さて、話を開幕戦に向けようと思う。

コンディションの良い選手を起用すると宣言している安間監督だが、開幕戦はどの選手も良いコンディションに調整してくるであろうと認識した上での予想スターティングメンバーは以下の通り。


___羽地

宇留野___前田

_藤田__大西

___ 林

井上____杉山

_山本__池端

___櫻井


SUB:鶴田、鶴見、石原、ジョジマール、ブルーノ


SUBは流動的(その他に、寄井、吉田、美尾、木村 辺りが絡んでくるかも?)。

スタメンは先日のJEF戦と同様になるだろう。


まずFWだが、FC岐阜は高さのある川島、奈須をスタメンに揃えてくる可能性が高い。対するヴァンフォーレとするとCDFに怪我人が続出し、高さを求められない以上、羽地のCFWは揺るぎないだろう。

右WGは前田が入る可能性が高い。前田はヴァンフォーレになかった個での戦いも出来る選手。トリッキーなパスやドリブル、スピードを活かした飛び出しなどが期待でき、更に守備面でも運動量を活かして積極的に守備が出来る重要なプレイヤーだ。JEF戦ではチャンスメークこそ出来なかったが、ピッチを満面なく動き回り、その存在は既にチームになくてはならないプレイヤーだと感じた。

左WGでは運動量豊富な宇留野が一歩抜けている印象。FC岐阜の硬い守備網を崩す為の特攻体調として、守備網の中を動き回り相手の混乱、疲労を生じさせる。あとは宇留野自身が積極的にシュートを打つ事が出来れば、チャンスメーカーとして十二分の活躍をするだろう。


次にMFだが、JEF戦で大西が負傷退場し、その怪我の影響がなければ石原を差し置いて大西がスタメンを貼る可能性が高い。大西といえば、チャンス場目に多く出くわす反面、今だ無得点というレッテルを貼られている。今季は、この負のレッテルを剥がそうという気持ちが強く、それがプレーにそのまま表れている。運動量と得意のドリブルを武器に、個で戦うという武器を手に入れつつあり、開幕戦で自身初のゴールを期待したい。

OMFのもう一人はヴァンフォーレの王様藤田健だろう。JEF戦では今一パッとしたプレーが見られなかったが、そこは藤田。開幕戦にはしっかりとコンディションを整えてくるだろう。

ボランチには不動のスタメン林健太郎。ある意味ヴァンフォーレの心臓とも言える林。自身初のJ2での戦いになるが、上手さでは一歩、いや二歩・三歩抜き出ている。そういった状況の中でプレーし、どこまでシンプルにプレーする事が出来るかが重要になるだろう。林がボールを捏ねている時間が多ければ多いほど、甲府にとって危険な瞬間に近づくと言っても過言ではない。周りの選手が『林、ボールよこせ!』と怒れるくらいになったら、その時点でヴァンフォーレのJ2優勝、J1昇格は約束できるのではないだろうか?


次にSDF。

左SDFは足元の上手い井上が抜き出ている。J1でも通用した足元の上手さはJ2ではより効果をもたらすだろう。しかし林同様、ドリブルで抜けるからといってボールを保持する時間が長くなってしまうと、人数を掛け奪われカウンターを受ける可能性が高くなる。井上がシンプルにプレーすればするほど、左サイドからの攻撃が多くなるに違いない。

右SDFは杉山が半歩抜けているが、その直ぐ後を新人の吉田豊が追っている状態だろう。杉山は持ち前の運動量で右サイドをハードワークすることが出来る貴重なプレイヤー。近年、スピードは遅くなってきている印象だが、その分独特の間合いからインターセプトを繰り返しチャンスメークをするなど、アタッキングディフェンスにおける重要なキープレイヤーだ。課題であるクロスの精度がどれだけ改善されているかがキーポイントとなる。世代交代を狙う吉田豊は、新人とは思えぬフィジカルの強さと、スピード、足元の上手さを武器に杉山の位置を狙っている。自身、開幕でのスタメンを強く希望しているが、今のところ杉山が起用される可能性が高く、その希望が叶わなかった時どうなるかが分からない・・・挫折を味わい成長すれば良いが・・・


次にCDF。

CDFは怪我人が相次ぎ、現在登録上計算できるのは池端のみである。スピード・ジャンプに優れている池端の存在は非常に心強く、高いラインを引くヴァンフォーレDF陣の裏のスペースのカバーに期待が持てる。松永政権時代ではイエローカードが非常に多く、いつ退場するか分からないプレイヤーだったが、そのメンタル面の成長は著しく、開幕戦の相手となる恩師にその成長を見せ付けたい。

池端の相方としては山本英臣になる可能性が高い。山本はCDFに必要不可欠な強さ、速さ、高さのどれも有していないが、持ち前の危険察知度の高さから来るカバーリングに期待が掛かる。時折見せるイージーなパスミスを犯すと即失点に繋がるポジションのため、1試合通して常に安全なプレーをすることが必要不可欠だが、果たして?


最後にGK。

GKは総合面から見て櫻井が一歩抜けている印象。キャンプで怪我をした阿部の状態が上がらない中で、櫻井と鶴田を比べると、攻撃面と高さでは鶴田に劣るが、DF陣との連携、セービング能力の高さ等を見ると櫻井が抜けている印象。高いディフェンスライン裏の大きなスペースを守る事も要求されるヴァンフォーレGK陣にとって、1試合通して集中してプレーすることが望まれる。定位置確保を強く望む櫻井にとって絶好のアピールとなるよう全力を尽くすだろう。


SUBだが、FC岐阜は前・後半のどちらかで勝負を仕掛けてくることが予想される。つまりどちらかは、悪い言い方をすると休む時間となるだろう。その時間を作らせないよう、攻撃陣の運動量が期待される。そうなると、後半20~30分くらいからFC岐阜の運動量がグッと落ちる事が予想され、その時間帯にスピードのあるジョジマール、ブルーノ辺りが投入される可能性が高い。また運動量で相手DF網をかき回す石原の投入も面白い。SUB陣には試合終盤での仕事(得点)という重要な課題が課せられる可能性が高く、結果を出してスターティングメンバーへの昇格を狙う戦いも見逃せない。



試合中には監督の指示がピッチの選手にほとんど届かない。今までのTMのように指示すれば直ぐ伝わるという環境ではなく、その状況での安間監督の手腕に注目したい。試合後、笑顔で会見をしている安間監督の顔を拝めることを強く望みながら、今回の記事を終了する。



2008 勝利 ヴァンフォーレ甲府

東アジア選手権 日本vs中国(その3)

東アジア選手権 日本vs中国についてだが、日本代表の選手は本当に頑張ったと思う。


中国代表選手11名+北朝鮮人の主審1名+観客40,000人との戦いだった訳だから、相当不利な戦いだったはず。そんな中でも1-0で我慢して勝ち取った勝利は素晴らしいという言葉に値する。


それにしても中国代表・・・このままでいいの?日本戦のみならず、韓国戦でもイエローカード5枚という荒れた内容。中国13億人の代表として、賞賛に値するサッカーを見せて欲しかった・・・


さて、審判ってやっぱり重要だよね。北朝鮮人の審判は酷かった・・・。酷いジャッジを続けると、次第に審判が試合をコントロール出来なくなってしまう。その典型的な見本ともいえるジャッジだった。ある意味、反面教師としてアジアに名前を売った審判になるね。。。(というか、AFC・・・あんなのに審判させるなよ!)






中国での試合っていつもこんなばっか・・・

東アジア選手権 日本vs中国(その2)

・・・続き


日本は戦後(?)にドイツ人のサッカー指導者がいたということもあり、サイド攻撃を中心としたサッカースタイルを築き上げていた。しかしJリーグが始まり、日本サッカー界にブラジル人が入り込む事が多くなるに連れ、いつの間にかテクニック重視のスタイルに変わってきている。(ちなみに、JリーグのFW選手は外国人が多く、それが日本人のストライカーが育たない大きな理由になるだろう)


世界から日本サッカーはどう見られているのだろう?

良く聞くのは『日本はスピードとテクニックに優れている』という言葉。言葉にするのは簡単だが、実際どういう部分がそのように思わせるのか考えてみた。


スピードは、カカやメッシのような一瞬または直線的なスピードを意味するわけではないと思う。ここで言うスピードはサッカーの展開スピードだろう。チョコチョコと細かくパスを繋いで、なかなか捕まえきれない。あっちこっちに動き回り、止まらないサッカー。そのような点が『スピード』として表されているのではないだろうか?


テクニックは、日本人特有の『小手先の上手さ』から繰り出される細かい足技等を表しているのではないだろうか?それはブラジル人によくある『個人技』とはまた違うものを表しているに違いない。


さて、これが今の日本のサッカースタイル。ではこれを今後どうして行くべきだろうか?

まずは、代表なら代表選手がしっかりとそのスタイルを実証すること。また、日本サッカー協会として、監督を変えるたびにサッカースタイルを変えない監督を選ぶことが重要になる。日本のやるべくサッカーが明確になれば、下部組織からそのスタイルを学ばせれば良い。

代表やJリーグの選手がどのようなサッカーを目指すのかを明確に実証してくれれば、下部組織の指導者もどのような指導をするべきか明確になり、底上げが可能となる。

このようにして何年も掛けて国のサッカーを強くしていく必要があるのだ。


今の代表のように、『人とボールが動くサッカー』を目指す方向で問題はないと思うが、しばらく結果が出なかったとしても、それ問題に違うサッカーへ切り替えてはいけない。今のサッカーが日本人に合うサッカーと思っているならば、是が費にも続けていって欲しい。



さて、大分脱線したが、中国との試合について話してみたいと思う。

と、思ったが、今日はここまで・・・(続く・・・・っと思う・・・・)


東アジア選手権 日本vs中国

昨日は仕事が早く終ったから家で東アジア選手権 日本vs中国を前半途中から見た。

大木さんが代表のコーチを勤める事になり、ここ最近は日本代表の試合にも注目している。代表というのは、寄せ集めのチームということもあり、『チームとして何をするか?』というのは二の次だろう。求めるべきは『結果』であり、そこに至るまでの手段は特に気にしていない。


しかし世界を見ると代表と言ってもやるべきサッカーが徹底されている国が多い。

(ここから先は、あまり世界のサッカーを見ない管理人が妄想している戯言と捉えて欲しい)


ブラジル:個人技を活かしたイマジネーション溢れる攻撃スタイル

アルゼンチン:個人技、スピード、パスを織り交ぜたスタイル

イタリア:『カテナチオ(イタリア語で鍵をかける)』。ゴール前で厚い守備網を引くカウンターサッカー

スペイン:ウィングを中心に、スピード溢れる攻撃スタイル

フランス:・・・フランスって何だ?強いて言うなら、ヨーロッパの組織サッカーとアフリカの身体能力を足したサッカー?

オランダ:4-3-3を徹底したトータルフットボール

アフリカ系:身体能力全てを活かしたスタイル

韓国:スピードと強さを活かしたスタイル

オーストラリア:強さ、高さを活かしたロングフィード中心のサッカー


何となく想像出来る国のスタイルを上げてみた。

この中で結果を出しているのはブラジル、イタリア、フランス辺りになるだろう。この3チームは

ブラジル=攻撃

イタリア=守備

フランス=総合

この3チームは、何かに優れている点が共通となる。世界レベルで結果を出す為には、国としてどのようなサッカースタイルを貫くかという部分が非常に重要となってくる。


では、日本はどうだろう?



と、ここで本日は終了。(次回に続く・・・・と思う)

新体制発表について

そういえば金曜日に新体制が発表された。進入団選手は報道通りの顔ぶれで特にサプライズはなかったが、個人的に今年注目している吉田豊の顔を見て『応援団かよっ!』って思ってしまった( ̄□ ̄;)


吉田は画面越しで見ても分かるようにワイルドな男。おじいさんがイノシシハンターのようで、小さい頃からイノシシ肉を食べてきた。身長こそ高くはないが、その肉体は高校生とは思えないほど強靭で、フィジカルに関しては下手したら甲府の選手の中でもトップクラスに入るかもしれない。技術・スピードもあり、即戦力の期待が掛かる新戦力だが、問題はメンタル面にあるだろう。入団会見で高校生にも関わらずヒゲ面で表れるところなんかは自分への自信の強さが見える。ただその自信がプロの世界で崩されたとき、彼がどのような方向に向かうか分からない。静学の先輩である國吉(高校時代は吉田の教育係だったとのこと)を中心に、周りで彼をサポートしながらまずは一人前の社会人に育て上げて欲しい。


さて、2008シーズンの新キャプテンが発表された。安間監督の指名により秋本が新キャプテンとのこと。安間監督曰く『良くも悪くも言葉で波風を立てられるやつ』。やはり監督としてはキャプテンとして強気な気持ち・姿勢が欲しいということか。試合中でも味方がやられると真っ先に抗議に走る姿なんかは、昨年のキャプテンには見えなかった部分。心配なのが退場によりキャプテンがピッチにいないなんてことがないようにお願いしたい。


今の甲府のメンバーを見る限り、キャプテンに最も相応しいのが秋本だと思っていただけあって、良い人選だなぁっと、ただただ感心する。安間さんはなんとなくサポ目線も持った監督なのかもしれない。そんな監督と共にチームを引っ張っていく新キャプテンをみんなで応援していこう!