勝利 -Blog- -7ページ目

2008甲府 分析(その1?)

2008シーズに甲府在籍選手(2007/12/27現在)を年齢別にしてみた。


36:林
35:
34:
33:
32:
31:井上
30:石原、山崎、羽地
29:藤田、宇留野、鶴見、池端、櫻井
28:阿部、山本、杉山
27:
26:秋本、鶴田、大西、保坂、美尾
25:田森
24:御厨、時久、寄居、神崎
23:
22:
21:ジョジマール
20:木村、久野、国吉
19:井澤、輪湖、吉田、ブルーノ


年長者林は来年で36、次いで井上の31となる。

このように見てみると、主力組みと呼ばれる選手は31~28に多く、来年、再来年辺りには世代交代が必要になってくるだろう。

世代別に分けると、

・31~28の主力世代、

・26~24の準主力(SUB)世代、

・21~19の若手世代

となる。

26~24の準主力世代は比較的守備陣が多い。攻撃的サッカーの甲府にとって守備陣の踏ん張りが勝負の分かれ目となることも多く、彼らの成長は直ぐにでも必要だ。しかしこの世代の伸びが悪く、主力世代に堂々とステップアップしているのは秋本くらいだろう。2008シーズンはこの準主力世代の頑張りが結果に比例してくる、すなわち彼らが結果を担っているとも言える。


猛烈な勢いで上に追いつけ追い越せと頑張っている21~19の若手世代だが、比較的攻撃陣が多い。同世代の良きライバル争いにより、準主力世代を追い越す選手も2008シーズンには見られるだろう。彼らの中には世代別日本代表に選ばれている選手が多く、歴代の甲府を見てみても最も期待が掛かる世代だろう。彼らが主力世代からどれだけポジション奪えるか。2008シーズンはそんな楽しみもある。


サッカー選手の人生は短い。若い世代からプロの公式戦を経験することで急激な成長を遂げる選手も多く、サポータとしては若手世代の頑張り・成長を期待したいところだ。



★ピックアップ選手(いろんなサイトから集めた情報を元に、管理人が勝手に書いています)

国吉:

左足からの強烈なシュートでゴールを襲うと同時に、アシストも期待出来る11番タイプのプレイヤー。2007シーズンはMFでの起用もあったが本人としてはFWでの起用にこだわっているはず。理想は2トップでの起用だが、3トップでウィング的役割をこなせるかが鍵となる。


井澤:

U18代表でもある期待の新生。豊富なスタミナを武器にピッチを走り周る運動量と基本プレー(パス、トラップ)が魅力のCMF。ユースではボランチでの出場が多いがボランチよりもCMFの起用が面白そう。課題はフィジカルの弱さ。プロの中に入ったら格段に小さく見えるのは確実で、普段の練習とは別にフィジカルトレーニングに励む必要がある。甲府で言えばミスの少ない石原と言える(?)。


吉田:

U17で左SBとして世界を経験したやんちゃ坊主。フィジカルはプロでも十分通用することが予想され、同期では一番最初にスタジアムのピッチに立っているのではないだろうか。好不調の波が激しく、調子に乗ったら止めれないが、調子が悪ければミスを連発という言わばギャンブル的な選手。課題はメンタル面であり、悪い言い方をすればDQN。自身が納得できないプレーだとしても、それを受け入れ次に進めるようメンタル面の強化が急務だろう。


輪湖:

スピードとドリブルで左サイドを掛け抜けるアタッカー。左サイドならSB、WG、WB等どこでもこなせるのが強み。井澤同様、こちらも課題はフィジカル面になる。フィジカル・技術を含めプロレベルで通用するには多少時間が掛かる印象。左の久野というべきプレイヤー。


御厨:

池端2号とも言える、フィジカルの強さを活かしたディフェンスが売りのCDF。スピード、ジャンプは期待出来るも、まだまだ1vs1に弱く、成長段階と言えるだろう。CDFの層が薄い甲府にとっては2008シーズン彼の出番が増える事は間違いない。気持ちを全面に押し出すプレーが出来れば、2008シーズンに急成長を遂げることも可能だろう。



2008はGo to J1!と共に、Level UPにも期待したい。

茂原 柏レイソルへ完全移籍

先ほど、茂原の柏レイソルへの移籍が公式発表されました。昨年途中から約1年半の間主力として甲府で活躍してくれたシゲの移籍は寂しいし、戦力ダウンは紛れもない事実。しかし『挑戦し続けたい』という気持ちを誰も抑える事はできないし、この移籍が甲府のためにも、シゲのためにも『良かった』と言える様にして欲しいと思う。


ネガティブに考えていても先はないので、ポジティブに考えると、茂原の移籍により移籍金が¥5,000万~入ると予想。ここで得た資金を有効活用するようフロントにはお願いしたい。可能であれば施設面に全額費やして欲しいかな。


シゲの移籍は残念だけど、そこを補う戦力を育成すれば良いだけの事で、安間監督の手腕の見せ所だろう!





さて、来季の8番はだれだ!?(2年連続で年末移籍になっている8番を受け継ぐのは???)

少年サッカー。。。

今年から某サッカースポーツ少年団のコーチをしているビット@管理人です。まあコーチと言っても特別資格も持っていないコーチですが。


最近の小学生は本当に上手い。TVとかで見ているよりも実際に触れ合うと本当にそれが実感できる。Jリーグが出来て、小さい頃(小学校に入る前)からサッカーと触れ合う機会が増えているのだから、納得も出来る。小学生レベルだけで言えば、日本は世界レベルと言えるんじゃないかな。でも中学・高校と進んでいくと外国(欧州・南米)に差を広げられてしまう。何でだろう?


考えられる要因を上げてみる。


1.体格的要因

小学生レベルだと体格に大きな差は生まれないが、大きくなるに連れて体格面で日本は劣ってしまう。これによりフィジカル(ハイボール、競り合い)において劣勢になっている。


2.環境的要因

比較的土のグランドで練習する機会が多い日本に比べ、欧州では整備された芝のグランドがあちこちに用意されている。これにより小さい頃から芝での練習を繰り返すことで、芝でのサッカーに適した体・プレースタイルが自然と出来上がっている。

南米なんかでは、小さい頃は芝でも土でもなく、アスファルトでストリートサッカーをする機会が多い。それにより強靭な下半身、でこぼこのアスファルトでのサッカーのためボールがどこに行く・跳ねるか分からないことにより、瞬時の判断力・反射神経が生まれる。でこぼこでパスがし辛いことからドリブルでの突破を得意とするのかどうかは不明だが、南米独特のサッカースタイルが築き上げられる。

では日本はどうだろう?小さいころからそれなりに整備された土でのサッカーが主流となっている。そこから生まれるサッカーはどちらかと言うと南米よりになるだろう。しかしアスファルトに比べ土の方がサッカーがやりやすい事から南米程の技術・筋力を築き上げることは難しい。欧州のようにパスを繋ぐことはそれなりに出来るが、それはあくまで土でのサッカーでしかない。つまり日本のサッカーは南米よりであり、欧州かぶれの中途半端なサッカーと言えるかもしれない。


3.指導者不足

最近、クラブチームが増えつつあるが、まだまだ優秀な指導者が少ないのが事実だろう。サッカーの指導者だけで食べて行けるほどではないため、優秀な指導者を集め難いのが現状ではないだろうか。また指導者の育成も不足しており、2で述べたような『日本のサッカー』の源が定義されておらず、指導者としては自身が望むサッカーが全てになってしまう。これでは育成する方・受ける方共に、同じ目的を持っていないので大きな意味のあるものとは言えないだろう。



色んなことを好き勝手述べてきたが、まだまだ日本が世界で戦う為には足りないことが多すぎる。当事者であるプレイヤー(子供たち)は高い志を持って日々精進していると思うが・・・可能であれば小学生時代に欧州・南米辺りに留学してサッカーを学ぶことがレベルアップへの近道だろう。しかし経済的に厳しいのが現実で、今は日本のサッカーの進歩を望むしかないのだろうか・・・





ちなみに、管理人はパスサッカーを子供たちに教えて行きたい。回りからは『子供時代は個人技(ドリブル)だけ教えれば良い!』と言われるが、管理人はそうは思わない。大切なのはパス・トラップ。強いパスをしっかりトラップできる。サッカーの基本中の基本を子供時代に徹底的に教え込みたい。

教え子に将来日本代表・世界プレイヤーが生まれることを夢見て・・・色々と勉強していこうと思う。

須藤 ヴィッセル神戸へ完全移籍

先ほど、須藤が神戸へ完全移籍すると公式発表があった。小瀬で必死にプレッシングする須藤の姿が見れないと思うと寂しく思う。切磋果敢に走り回る姿がサポからも好印象で、サポーター(特にクルバ)に最も愛されていた漢の移籍はチームにどの程度影響を及ぼすのか?計り知れない・・・30歳で始めて掴んだ個人タイトルを胸に、神戸で頑張って欲しい・・・


しかし、しかしだ・・・神戸はなぜ須藤を狙ったのか?恐らくポストタイプのプレイヤー(FC東京から期限付き移籍中だった近藤がFC東京へ復帰)を探してのリストアップだと思うが、足元のポストプレーは良(優ではない)だが、ハイボールでのポストプレーは期待出来ない。上背こそあるが、ジャンプ力がなく、ロングフィードの基点・クロスからのハイボールのヘディングシュートはほとんど期待出来ない。ナビスコで得点王になったのも、甲府のスタイルがあってこその得点であり、鋭いカウンターを得意とする神戸には合う気がしないのだが・・・スピードもないため、裏への抜け出しも期待出来ない。須藤に求めて良いのは、グランダーでのポスト役、前線からのチェイシング、低めのクロス(しかも頭で合わす!)の3点だろう。


このブログ(以前はサイトだったが・・・)でも須藤の必要性は?と謳ってきたが、昨年途中辺りからグランダーでのポストプレーが非常に上手くなり、その点では○だったのだが・・・ここに来ての移籍は残念であると同時に、意外性のある須藤ならなんとなく神戸でも通用するのかなぁ???なんて思って期待してもいる。しかし、須藤本人としても、短期的に見れば神戸は強い興味を抱くに値するクラブだが、もし神戸で通用しなかった場合のリスクは非常に危険だ。ある意味、中・長期的には甲府に残っていた方が良かったのでは?とも思うのだが、そこは本人のリスクを恐れずチャレンジするという精神の元の決断だっただろうから、応援しようと思う。





ただ、神戸で通用しなかった場合に甲府に逃げ道を作らせては行けない!こんなことをしてしまうと、どんどん甲府から他のチームへ移籍してしまう選手が増えてしまうから・・・フロントのみなさん、その辺はよろしくお願いします。

2008 ヴァンフォーレは!?

2年間戦ったJ1ともあと数日でお別れとなってしまう。思えば非常に楽しい2年間だった。万年最下位、チーム存続の危機・・・様々な苦境を乗り越えながら戦い、得たJ1の舞台。J2に比べメディアでの扱いは大きく異なり、ヴァンフォーレ甲府というクラブの名を日本に広める事が出来た。しかし、2年間での結果は15位、17位であり、特別”良い”結果ではなく、むしろ”悪い”と言われてもおかしくない結果だろう。そんな中でも『甲府のサッカー』という言わば独特なスタイルを築き上げれたこと、そしてそれを多くの人に見せることができたことは重要な財産になったに違いない。この財産をこのまま手放すのか?もっと大きな財産に広げていくのか?はクラブが方針を出す必要があるが、来季に安間コーチを監督に昇格させたことからクラブの方向性は決まったといえる。今後、良いことよりも悪いことの方が多いかもしれないが、それでも芯のぶれないクラブとなってくれることを期待したい。


さて、来季はJ1⇒J2ということで、主力選手の放出が危惧される。既に増嶋がレンタル期間満了により退団が発表されている。また、現時点で公式の発表はないが、新聞なのでは茂原が柏レイソル、須藤がヴィッセル神戸へ完全移籍することが報じられている。加入は吉田、井澤、輪湖、ブルーノの高卒カルテットに加え、新聞沙汰では京都の美尾の獲得が報じられている。また愛媛にレンタル移籍中のジョジマールの復帰が発表された。結果的には主力の大部分が残留し、将来有望な若手の獲得が出来た事により、フロントとしては合格点と言えるだろう。しかし大切なのは外国人枠の使い方であり、この部分の補強を早々に仕掛けないと開幕までに外国人助っ人が戦術を理解していないことにより使えないなんて言うこともあり得ることだ。優先順位としては外国人助っ人>日本人CDFになるだろう。『甲府のサッカーはゲームを支配できるから、J1では点が取れなかったけどJ2なら大丈夫だ!!!』なんてことを思っていたら中位~下位争いは間違いない。J2といえど、相手は同じプロ。長丁場のリーグの中でチームとして波に乗れない期間が多いか少ないかだけの違いであり、J1とJ2に今やそれほど大きな違いはない。特にJ2ではカウンターを主流としたチームが多い為、1つの決定機にしっかりと決められないようでは簡単に失点してしまうだろう。そういった意味でも、1年でJ1復帰をするための外国人助っ人をしっかりと見極めて欲しい。来年の練習開始までには外国人助っ人を決め、練習初日から合流できなければ、開幕までに甲府のサッカーに適応出来ないだろう。フロントとしては主力の放出を抑え一安心しているかもしれないが、直ぐに次に動いてチームの基盤を固めて欲しい。